GRAN EYEの判定精度が低いときは
GRAN EYEの判定精度が低いときは
GRANEYEをご利用頂くとき、環境の違いや不適切な設定があると製品本来の性能を発揮できないことがあります。
判定精度が低いと感じる場合は本記事の内容をご確認いただき、正しい設定でGRAN EYEのパフォーマンスを体感ください。
GRAN EYEは社内検証環境において98%以上の判定精度にて動作しています。
本記事の内容に沿って設定を見直して頂くことで、同等の性能でプレイをお楽しみ頂けます。
チェックポイント
1.キャリブレーションが正しくできているか
キャリブレーションがずれているとスコアリング精度に大きく影響します。
参考画像と比較し、キャリブレーション結果にずれがないか確認してください。
正しい例


ずれている例


2.使用しているAIモデルを確認
GRAN EYEには3種類の判定AIモデルがあり、精度や速度が異なります。
精度の向上を目指す場合はより精度重視のモデルを使用してください。
モデル名 | 特徴 | 速度 |
---|---|---|
ライト | パフォーマンス重視 | |
ベーシック | バランス重視 | |
プロ | 精度重視 |
AIモデル動作テストについて
お使いの端末ではどのAIモデルが適しているかを判定するため、テストを行うことができます。テスト結果は3段階で表示されます

評価 | 内容 | スコアリング処理時間(目安) |
---|---|---|
動作可能 | 快適にプレイできます | 1.5秒未満 |
動作遅延 | 判定速度に僅かな遅延が生じますが、プレイ可能です | 1.5〜3秒 |
動作不可 | 判定速度に著しい遅延が生じるため使用できません | 3秒以上 |
このテストでは「端末の処理能力」のみを確認しています。
実際のプレイ時はカメラから画像を受け取る処理が加わるため、テスト結果よりもやや時間がかかることがあります。
ご利用のネットワーク速度が著しく遅い、または不安定な場合にはスコア判定が大きく遅れる場合があります。快適にプレイしていただくために、安定したネットワーク環境でのご利用を推奨いたします。
3.カメラのピントは合っているか
カメラのフォーカスリングを回転することでカメラのピント調整が可能です。ピントがずれているとダーツが正しく認識されません。
レンズキャップを外す際にピントがずれてしまう場合があるため、映像が鮮明に映っているかカメラ映像をご確認ください。
ピントが合っている

ピントが合っていない

4.カメラ映像の明るさと照明
カメラ映像の明るさが適切ではない場合、判定精度に影響を及ぼすことがあります。
映像が過度に明るく、もしくは暗くなっていないかご確認ください。
明るすぎる例

暗すぎる例

5.ダーツボードのデザイン
ダーツボードのデザインや配色が一般仕様と異なる場合、キャリブレーションに失敗する場合があります。
- ナンバーとロゴなどが重なっているデザイン
- セグメントの配色が通常と異なる


ボードのローテーションにより配色がずれている場合、手動でキャリブレーションポイントを設定することで、正しくスコアリングができるようになります。
利用できないダーツボード
以下のようなダーツボードではGRAN EYEをご利用いただけません。ご注意ください。
- 通常の配色とは異なるデザインのもの(色違い)
- ワイヤーが埋め込み式ではないもの
- 通常のスティールダーツボードの規格(13.2in)ではないのもの
5.ダーツボードのブランド
使用しているダーツボードのブランド選択が誤っていると正しく判定されない場合があります。

6.ダーツのポイント

黒いポイントを使用している場合、判定に失敗する場合があります。
シルバーやゴールドなど、明るい色のポイントを使用することをおすすめします。
改善しない場合
以上を確認しても精度が改善しない場合はサポートまでお問い合わせください。エージェン
トが直接ご対応いたします。